こちら側とあちら側。太陽と月。白と黒。あなたとわたしの間には互いを隔てる薄くて透明な、でも絶対に壊すことができない膜がある。ここから先あなたとわたしは絶対に混ざり合うことなく生きて行くんだ。本当はそんな風に境界線なんて引かなくていいけど、…
冬の冷たい空気にさらされて朝のバス停でふと考える。よくここまでうっかり死んでしまうこともなく、わたしたち、ちゃんと生きてこれたな。気を張らないと死んでしまいそうな日もあったのに。明日死んでしまうかもしれないと、生き急いだ昨日もあったし、絶…
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