日々思っていること、考えていることが、ぼろぼろこぼれ落ちていくのが怖いので書き留めておく場所を作りました。

日々たくさんのことを考えて悩んで生活しているのに、長年の疑問がふと解決したような気になった瞬間があるはずなのに、それが新しい今日になると思い出せないのです。

しっかり掴んだと思っても、砂が指と指の隙間からこぼれ落ちて最後には手のひらに少し張り付いて残るだけみたいに、自分の考えていたことがわからなくなってしまう。考えていたことすらなかったことになってしまうような気がして、それが本当に恐ろしい。なにかを考えていたということは覚えているのに…


 ところで私は時々なんでもないことがひどく悲しくて涙が出ることがあります。道端の石がどこか遠くから来て、何年も孤独にここにあって、これからもどこにもいけないことに気がついた時や、道に寝そべる落ち葉を踏む時なにかとても大切で尊いものを痛めている気がした時、恋人の家にてっきりないと思って買ったのにあっけなく冷蔵庫の中にあったのでシンクの下にしまわれたケチャップの賞味期限が来年の冬で「ああ私来年の冬までこの人と付き合っていられるのかな、このケチャップ、別の女の人があの人に美味しいご飯を作るのに使われないかな」とふと考えた時、などに。

でもそういう気持ちを私は大切にしていきたいのです。

あまりにも繊細すぎて生きづらいけど、鈍感で不感症より私はいいと思います。


そんなわたしの気持ちや考えを残しておくための覚書です。